わたしの人生繁盛論05 営業所長 佐藤健勝 わたしの人生繁盛論05 営業所長 佐藤健勝
アクセル全開脳みそフル回転考えながら動くっておもしろい。
PROFILE

2016年入社、広島県出身。株式会社西原商会中国 高松営業所 所長。4年目、同期最速で主任(リーダ−職)に就任。知力と体力を駆使し顧客の信頼を勝ち取る若き所長。

就活では業界を絞らずに不動産、百貨店、専門商社と幅広く見て回り、ありがたいことに複数の会社から内定をいただきました。ただ最後の一社を決めるとき、頭に浮かんできたのは「西原商会で働く人たちの姿」でした。初めて西原商会を知ったのは、学生時代のアルバイト先の居酒屋。そのお店では西原商会と取引をしていて、担当の営業さんが毎日食材を届けに来ていました。いつも笑顔を絶やさず一生懸命。「西原商会の社員さんはなんでこんなに夢中になって働くんだろう」。その働く姿が印象的で、社会に出て働いた経験がないのに、営業として西原商会のトラックを乗り回し、夢中になって働く自分の姿が鮮明に思い浮かんだ。どうせ働くなら心が躍る方を選びたい。僕の選択肢は西原商会一本に決まっていました。

売り込むのではなく、聞き込むのが営業。
教えてくれた料理長に感謝。

入社して一年目が終わる頃、担当していた居酒屋の料理長から、「コース料理の揚げ物メニューを提案してくれないか?」と相談がありました。このお店は学生時代アルバイトをしていた、西原商会と出会ったお店。僕は意気揚々と当時他店でも評判の良かった衣がついた小鰯のフライなど、手間なく調理できる商品をいくつか提案しました。しかし、料理長はすべて却下。手を替え品を替え何度提案しても採用されない。理由が分からないままフラストレーションが溜まる毎日。とうとう耐えられず、失礼を承知で「なぜダメなのか理由を教えてください!」と料理長に問いただしました。すると「佐藤くんはコース全体の原価や揚げ物以外のコースの料理など、私たちの考えを何も聞いてこなかったね」と。僕は次から次へと商品を売り込むのが営業の仕事だと勘違いしていたのです。僕ら西原商会の営業は、お客様にいろんな商品やメニューを提案しますが、お客様の状況や考えを知らずして良い提案などできるはずがない。売り込むのではなく“聞き込む仕事”なんだと気付いた瞬間でした。それからは、「通って質問して提案する」を繰り返し、最終的に提案が採用されたときは本当に嬉しかった。何より僕に期待をして、我慢をして最後まで提案させてくれた料理長の期待がありがたかったです。

考えながら動く。休んでいる暇はない。
だから夢中になれるんだ。

西原商会の営業は、ひと言でいうと考えながら動く仕事。毎日、頭がパンクしそうです(笑)。でもだから、夢中になって働けるんでしょうね。休んでいる暇なんてないですから。例えば、配送ルート。毎日の配送ルートをお客様の都合や状況を考慮して見直すことで無駄な時間を減らし、「考える時間」と「お客様に聞き込む時間」を捻出していく。「次の季節のコース、どんなメニューを提案しよう?」。「この間いらないと断られたけれど、なぜいらないのか理由を聞きたい。新しい提案のヒントが得られるかもしれない」。こんな風に次々と浮かんでくる考えは、忘れないように胸ポケットのノートに書き込んでいきます。済んだ用事や役割を終えた項目には赤字でバツ印をつけていく。考えながら動くというライブ感がこの仕事の醍醐味かもしれませんね。

MY MOTIVATION STORY
MY MOTIVATION STORYグラフ

広島の2,000軒を
まるごと背負って立つのが夢!

「自分のお客様さえ良ければ良い」なんて自分勝手だった恥ずかしい過去もあります。でも今は、広島本店2,000軒のお客様を背負ってやる、それくらいの気持ちでいます。部下は3人。「どんな商品をオススメしたら良いですか?」と聞かれれば、「お客様はどんなお店?」と一緒に調べて分析する。でも僕はやっぱり、お客様から聞き出した生の情報が一番大切だと思っています。「お客様の声を聞いて」と指示を出すのは簡単ですが、自ら聞きたいと思って行動したときの方がおもしろいじゃないですか。どういった言葉をかけたら動きたくなるのか。人を動かす言葉を磨く毎日です。役職が上がるとプレッシャーはありますが、視野が広がっていく感覚がある。「俺、仕事やっとんな」って少し誇らしく思える瞬間もあって、いいもんです。ずっと先のことまで考える余裕はまだないですが、考えながら動き続けたいと思います。夢中になれる仕事が無限に広がっていますから。

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